修正申告の税金分も関電が負担していたという報道。どこまで腐っているんでしょう。
関電、税金も報酬カット分も穴埋め 原発担当元副社長に
朝日新聞2020年3月16日関西電力の役員らの金品受領問題で、福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から1億円超相当の金品を受領していた元副社長の豊松秀己氏が金沢国税局の指摘を受けて修正申告し追加納税した分について、関電が穴埋めしていたことが、第三者委員会の調査でわかった。
関電元副社長、1千万円受領 工事発注要求うけて調整
報告書によると、豊松氏は2019年6月に副社長を退任後、原子力部門を委嘱業務とする「エグゼクティブフェロー」に就いた。フェローの報酬は月額490万円。このうち30万円について、関電の岩根茂樹前社長らは、豊松氏の税負担分を5年間かけて上乗せすることを決めた。「森山氏の対応に尽力したのに気の毒で、会社として面倒を見る」趣旨だった、と第三者委は認定した。第三者委「正当性認められない」
11年の東京電力福島第一原発事故後、関電は原発を停止した影響で経営不振に陥り、13年と15年に電気料金を値上げ。役員の報酬カットを実施した。この穴埋めとしても、関電は、豊松氏への報酬のうち90万円分を上乗せしていた。岩根前社長は14日の記者会見で「(豊松氏は)全原子力を引っ張る立場で業務に見合った対価と考えた。指摘を受け止め反省している」と述べていた。
第三者委の但木敬一委員長はこうした対応について「正当性が認められない」「私どもとしては(報告書で)けしからんと書いている」と14日の会見で厳しく批判した。
豊松氏は19年10月、金品受領問題を受けてフェローから非常勤嘱託となっていたが、今月14日付で辞任した。(白木琢歩)
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