読売9月11日の記事です。
門司税関は10日、偽ブランド品など知的財産権を侵害した物品の輸入差し止め点数が、管内で今年上半期(1〜6月)で3万4729点に上ったと発表した。前年同期に比べ32・6%増加しており、統計の公表を始めた2011年以降、3番目の多さとなった。
同税関によると、品目別では衣類が3980点で最も多く、メモリーカードなどのコンピューター製品が3191点、バッグ類が1873点だった。偽ブランドのマスクや人気アニメの偽フィギュアもあったという。
また、輸出元は中国が82・3%と最も多く、ベトナム12・1%、フィリピン2%と続いた。同税関は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で「巣ごもり需要」が高まり、インターネット通販の利用が増えたことなどが、今回の差し止め点数増加の背景にあるとみている。
同税関の加来秀教・知的財産調査官は「模倣品は品質が保証されておらず、健康や安全を脅かすことがある。偽物は購入しないでほしい」と話した。