読売の記事です。なぜ、定員を満たせないのかが気になる。
富士吉田市の市立看護専門学校について、堀内茂市長は閉校を検討していることを明らかにした。14日の9月定例市議会で、一般質問に答えた。学生不足が続く上、市が多額の財政負担を強いられていることなどが理由。来年度以降に具体的な調整に入る見通しで、閉校は早くても2026年以降になるという。
同校は地元の医療人材確保を目的に、1996年に開校した。しかし、定員の50人を超えたのは初年度のみで、その後は入学者数が定員に満たない状態が続いている。加えて、近年は市立病院に就職するのは2〜3割台にとどまり、多くは市外の病院に就職している。
財政面では、昨年度の同校の歳入2億1810万円のうち、市が約8割の1億7112万円を負担。公立校のため、学費を県内私立校の3分の1程度に抑えている。県の補助金は年間2300万円のみという。
堀内市長は以前にも閉校を検討する旨の発言をしており、この日も「市民の貴重な税金が財源。多額の繰出金などの課題が解決されない限り、(閉校の)考えは変わらない」と述べた。一方、県からの新たな支援については「動向を注視している」と含みを持たせた