名古屋市議会はいろいろ大変なようですな~。
やや古いのですが9月11日の読売の記事です。
名古屋市の河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」の市議を巡り、市議会で混乱が続いている。10日に開会した9月定例会の本会議では、失言した前田恵美子市議の減税日本市議団への復団などに伴い、幹事長の佐藤夕子市議の問責決議案が可決された。減税日本は河村氏自身も金メダルをかじって批判を浴びるなど、足元が揺らいでいる。
前田氏は2019年に「伊勢湾台風で街がきれいになった」などと発言し、減税市議団を離団したが、今年8月に復団した。これに対し、台風で被害を受けた地域住民が強く反発し、「被災者不在の裏切り行為」などの抗議文を服部将也議長に提出。服部議長が本会議で「得心に至る対応を見るに及ばず、誠に遺憾だ」と言及した。
問責決議案は自民、名古屋民主、公明、共産の4市議団が提出。「佐藤氏が復団で主導的役割を担っていたことがうかがいしれる」などと指摘し、「被災者の心情を再び大きく傷つけた」としている。
市議会の申し合わせでは、議会運営委員会の理事は各市議団の幹事長が務め、問責決議が可決された市議を理事に充てないとしている。ただ、佐藤氏は取材に「不当な問責決議で、減税への集団いじめだ。幹事長の職を辞する考えはない」と続投する意向を示している。
減税市議団は昨年度だけで幹事長が6回交代。今年6〜8月には、「混乱する組織体制が変わらない」などと市議2人が相次いで離団し、党を除籍処分となった。
9月定例会には、金メダル問題を受け、市長給与3か月分を全額カットする条例案などが提出された。新型コロナウイルスに感染した河村氏は10日の本会議を欠席した。