今朝の日経では「税制優遇、競争にゆがみ 公益法人、20年で2.2倍に」が掲載されています。日経では公益法人を問題にしており、それは確かにその通りです。
- 私が気になったのは左のグラフでした。学校法人の源泉徴収漏れです。なぜ、こんなに多いのか、今後も報道を見ながら考えてみたいと思います。この問題は2013年頃から、関西方面で報道されていました。
- 関西の私学の場合に目立ったのは、理事長等による学校資産の私的流用です。これは理事長等に対する給与になり、学校法人が給与を支払ったことになり、源泉徴収義務があったことになってしまいます。
- なお、近年学校法人は、施設を休日に貸与して賃料収入を得ています。その一環として、学会や研究活動のための貸与でも賃料を取るので、学会なども困っています。固定資産税が非課税になっている趣旨を重視すると、こういう公益研究活動から賃料を取るのはおかしいと思っています。賃料取るなら非課税扱いを辞めて課税しても良さそうに思うのでですが、さて皆さんはどう思われるでしょうか。