参 - 議院運営委員会 - 平成30年01月19日で公用車問題が取り上げられました。やりとりは以下の通り。
○東徹君 日本維新の会の東徹でございます。
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まず、公用車の民間委託についてお伺いしたいと思います。
我々が使っている公用車でありますが、公用車につきましては、経費削減のため、退職者が出た部分を民間委託に振り替える、これは二〇〇八年の議院運営委員会の方でたしか決まったというふうに聞いております。
ところが、その後何年かそれを続けておったんですけれども、現在はその方針がもう廃止されて正規職員が採用されることに戻っておるわけでありますが、なぜこれは方針が変わったのか、お伺いしたいと思います。○事務総長(郷原悟君) 御指摘のとおり、平成十八年六月の議院運営委員会理事会におけます合意によりまして、平成十九年度から運転手の新規採用を停止し、運転業務の一部を民間業者に請け負わせてまいりました。その後、約五年間で民間委託運転手を十二人まで増員したところでございます。十二人まで増員したところで、もちろん増員の目的はコスト削減でございましたけれども、いろいろな問題点も指摘されるようになりまして、例えば、毎年度入札により事業者が変更になりまして、また、そのたびに運転手が替わるというような問題もありました。そういうこともありまして、平成二十三年度に、委員長等の専属車の運転手を確保するために、二十三年四月の議院運営委員会理事会の御了承を得て、同年十月より退職者補充のために職員運転手の新規採用を再開したところでございます。
○東徹君 いろいろな問題点があるということですけれども、私も民間委託者の方の車乗ったことありましたけれども、非常に丁寧な方で、非常に車の運転も、また言葉遣いから何から全てすばらしい方でした。運転手が替わるからというのは、これは運転手さんだってこの配置換え、運転手さんが、ずっとその人がやるわけでもありませんし、また新規採用の方もおられるわけですから、そんなことはやっぱり理由にならないわけですね。是非やっぱりそこは、民間委託を一旦決めたわけですから、これ言ってみれば改革も前に進んだと思いますので、元に戻すというのはちょっといかがなものなのかなというふうに思うわけですね。
公用車の運転手の人件費というのは、平成二十八年の実績でいきますと、八十人で六億九千三百六十八万円掛かっておるわけですけれども、一人当たりにしますと約八百六十七万円ですね。一方、民間委託の実績は十二人で七千五十九万円ですから、一人当たりにしますと約五百八十八万円ということになるわけですね。やっぱり国の財政状況が厳しいということから考えれば、こういったことをやっていくというのは当然だろうというふうに思います。
運転手さんの人件費というのは、議員がお金払っているわけでもないわけですから、これは税金を使わさせていただいて皆さん車を利用しているわけですから、こういうことから考えればやはり効率的に運用されなければならないわけです。専用車に限らず止まっている時間というのもかなり長いというふうに思いますし、また、国会閉会中も、特に選挙中なんかなかなか皆さんここに来ることもできないわけですから、やはり効率的に考えていくべきだというふうに思います。
特に専用車の在り方が非常に問題だというふうに思っておりまして、専用車多過ぎますよ。今、何台ですか。○事務総長(郷原悟君) 現在、委員長等の専属車は三十九台を使っております。
○東徹君 専用車は三十九台、委員長等ということですけれども、これは平成二十八年ですから、私は誰がこのときの委員長か分かりませんので、その方に問題があるわけではないということで質問させていただきたいと思いますけれども。
庶務小委員長、図書小委員長なんですけれども、平成二十八年では庶務小委員会は年間で三回しか開かれていないんです。庶務小委員長にもこの専用車が付くんですね。松村先生が悪いとかそんなことを言っているわけではなくて、本当に経験もあって、柳田先生もそうですけれども、人格者でもある。よく分かった上でこの場で少し質問させていただくことをお許しいただきたいと思うんですが、年間三回でたった四十三分間ですよ、この庶務小委員会というのは。それで専用車が付くわけですね。図書小委員会になりますと、これも年間三回、先ほども図書小委員会が開かれましたけれども、六分です。一回当たり二分間で終わるんですよ。それだけしか掛からないわけですよ。ほかの委員会、委員長と大きく違うなというのは、ここはやっぱり全然違うと思うんですね。これは専用車をどんどんどんどんとやっぱり増やしてきた経緯があります。経緯があります。
やっぱり今の時代、これ今地方議会行きますと、大体地方議会では議長、副議長ですが、この間、東京都議選でもこの公用車のことが問題になっていましたけれども、こういったことを国民から見たときに、いや、専用車が本当にこれでいいのかというふうなことはやっぱり言われても仕方がないと思うんですね。
こういったところを是非、専用車についてはこれを見直すべきと考えますが、いかがでしょうか。○事務総長(郷原悟君) 専用車の話がございましたが、委員長等の専属車につきましては、職務に鑑み、議院運営委員会等の理事会等において配属が決定されてきた経緯がございますので、その在り方、運用の方法等につきましては本委員会の理事会で御協議いただきたいと存じます。
○東徹君 職務の在り方について増やしてきたってどういうことですかね。職務の在り方について増やしてきたと。
だから、私もさっき言いましたように、例えば庶務小委員会、図書小委員会、年に三回、庶務小委員会だと年に三回で四十三分、図書小委員会は年に三回で六分、どういう職務の大変さが、職務に鑑みてとはどういうことですかね。その二点について。○事務総長(郷原悟君) 国会の中における地位だと思いますけれども、それを議運の理事会におきまして、重要な地位にあるという認識の下に専属車を配属するということになったのだと思っております。
○東徹君 私は地位という意味が分かりませんね。そんなに地位が高いですか。
○事務総長(郷原悟君) 私が地位と言うのはちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、そういう判断が理事会でされたということだと思います。
○東徹君 理事会で是非こういったことは検討していただきたいと思います。
年間43分の委員会の委員長に公用車ですか?議員自らが自粛しないと財政再建など遠い話ですね。理事会ではきちんと議論してくれるんでしょうね。