神戸新聞
兵庫県川西市は20日、2020年分の個人住民税の算定に誤りがあり、市民44人に計151万1100円を過大請求していたと発表した。
収入が給与に加え、2社以上から年金を受け取っている人に該当する情報が課税システムに反映されず、控除されていなかったという。税法改正に伴い、市は今年に入って課税システムの更新を事業者に委託したが、プログラムが更新されていなかったという。
市は6月に課税の案内を郵送。8月に「税金額が昨年と違う」との問い合わせが数件あり、職員が調べたところミスが発覚した。
市は今後、郵便や電話で個別に連絡して謝罪し、還付手続きを進める。川西市市民税課は「多くの市民に迷惑をかけた。過大請求した人にきっちりと説明し、速やかに対応したい」としている。