- ビール類の税率統一化に合わせて酎ハイも増税させそうだといろいろ報道されています。その酒税法上の理由を考えてみましょう。
- まず、今度の改正はビール類の税率を統一することにあります。ですから、ビールは安くなる代わりに、発泡酒や第3のビールは高くなります。第3のビールは現在のところ酒税が一番安いのですが、実は、チューハイも一番安い負担にされています。写真の左の黄色い部分にそれぞれ分類されています。そこで、もしビール類だけを改正すると、チューハイだけが断トツに安くなります。これでは、ビール類を値上げしても庶民はチューハイに逃げてしまいます。それを封じるためにはチューハイも増税しなければならない、と考えたようです。明治時代酒税を戦費調達のために2倍引き上げる時、どぶろくを禁止したのと同じ発想ですな~。わかりやすいイメージ図がありましたので、右のような感じだと理解していいと思います。増税するには理由が必要なので「アル中予防」とか行っているようですが、酎ハイはアルコール度数も9度未満に下げていますから、理由になるか疑問です。