日本と欧州連合(EU)は輸入車が不利に扱われているとしてWTOに訴えていた、ブラジルの車税制について世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)は30日、ブラジルが自国産部品の使用比率などに応じて、自動車にかける工業品税を減免する措置について、「WTO協定違反にあたる」とする報告書を公表したそうだ。

 経産省の正式な報告はこちら。報告書では、減免措置はWTO協定で禁止している補助金にあたると認定し、90日以内の撤廃を勧告している。ブラジルが60日以内にWTO上級委員会に上訴しなければ、判断が確定する。ブラジルは2012年にこの制度を導入し、日本からブラジルへの自動車輸出額は、11年の約480億円から16年は約130億円に減少してしまったという。

 さて、WTOの原則と現実の各種貿易の実態とではずいぶん例外があるが、この点が気になる人はWTO協定の概要を参照。